【研究】
★首相肝煎りの10兆円規模「大学ファンド」にファンドマネジャーが一人しかいないという驚くべき現状 不充分な給与水準ゆえに人材が集まらないという問題|クーリエ・ジャポン
日本の科学研究を国際的に競争力のあるものにするために創設される「大学ファンド」は、900億ドル(約10兆円)という巨額の資金を有し、岸田文雄新首相の明確な支持を得ている。
しかし、設立までわずか数ヵ月に迫った現在も、ファンドマネジャーをたった一人しか採用できていないことがわかった。
同ファンドの運用業務担当理事を務める喜田昌和は、フィナンシャル・タイムズのインタビューで、同ファンド最大の課題は優秀な資産運用の人材を集めるのが難しいことだと認めた。問題は、報酬水準が国際的な水準を大きく下回っていることだ。
【研究不正】
(調査結果)
調査の結果、4編の論文について実験実施の事実自体が認められず、調査要項第14条第5項に基づき、規程第2条第4項第1号に定める「捏造」と認定した。
また、このようなことは過失では起こり得ないため、全てを故意であると判断した。
なお、これらの論文について、公的研究費等による研究活動が実施された事実は確認されなかった。
(全学的な再発防止策)
- 研究データ保存にかかる教職員等及び監督者等の責務や、研究データ保存・管理の必要性・重要性がより伝わるよう、平成28年度から作成しているリーフレット「京都大学における研究データ保存について」を改訂し、周知徹底を図る。
- 学術研究活動における行動規範の教職員等への浸透を図るため、平成27年度から作成しているリーフレット「責任ある学術研究活動のために」を過去の不正事例が分かるよう改訂し、周知徹底を図る。
- 研究者(大学院生を含む)を対象として、研究者の視点にたった研究公正に係る講演の実施を検討する。
- 部局における研究データの保存に責任を負う部局長に対し、必要な講習等を行うことで、研究データの適切な保存に係る体制を強化する。
(関連)京大 霊長類研究所元教授の論文4本 データねつ造認定 処分検討|NHKニュース
★中国、論文代筆業者を使用した研究者の取り締まりを強化(記事紹介)|カレントアウェアネス・ポータル
Nature誌のオンライン版に、2021年10月1日付けで記事“China’s clampdown on fake-paper factories picks up speed”が掲載されています。
中国の助成機関が、論文代筆業者(paper mills)を利用する研究者へ罰則を科していることなどが述べられています。
記事によれば、論文代筆業者を使用した研究者への制裁は、警告、研究助成申請の最大7年間の停止、最大6年間の昇進の停止など多岐にわたります。
一方、研究者らの意見として、これは大きな前進としつつも、論文代筆業者が制裁を免れているように見えることへの疑問や、中国の研究者が直面している論文執筆のプレッシャーを軽減するために、より柔軟で多様な研究評価スキームの開発の必要性等を指摘する声が掲載されています。
特に、病院での研究評価スキームを見直す必要があると指摘しています。
【図書館】
東京工業大学附属図書館(大岡山図書館、すずかけ台図書館)では、本学の学生が図書館サポーターとして活動し図書館の活動を支えています。
図書館サポーターは、図書館業務に学生の意見や発想を取り入れることで図書館サービスの充実を図るとともに、学生が大学や図書館についての理解を深めることを目的として、2010年に活動を始めました。
日常的には、資料にバーコードなどのラベルを貼る作業、本棚の整理、テーマに基づいておすすめの本を展示する際の推薦POPの作成などを主に行っています。
今年は8名が加わり、学士過程から博士後期課程までの学生計23名が大岡山図書館とすずかけ台図書館で活動しています。
オープンキャンパスやホームカミングデイなどで開催していた見学ツアーでは、ガイドとして学生の視点から図書館の見どころを説明し好評を得ていました。
【業務効率化】
自分が会議のオーナーになったならば、必ずコストに見合う会議であるかを考えましょう。
必要以上に会議に参加者を招集してませんか?
会議の時間は適正ですか?
コストに見合うアウトプットを出していますか?
特に、会議の時間は重要です。
【コロナ】
★寳金清博 北海道大学総長 新型コロナウイルス感染症対策本部長からのメッセージ|北海道大学
本学は札幌市の人口の1%を超える学生・教職員を抱える大規模事業場であるとともに、教育・研究の社会的役割と医療提供という、新型コロナウイルス感染症の克服にとって最も重要な社会的プラットフォームを担っています。
こうした本学の社会的使命へのご理解の下、皆様方のワクチン接種へのご協力に対し、心から感謝申し上げるとともに、今後も新型コロナウイルス感染症の拡大防止にご協力いただきますよう、改めてお願いいたします。