2019年1月23日水曜日

記事紹介|目的の先にあるのものを考える

南の島のビジネスマンという、有名な寓話がある。

あるエリートビジネスマンが、南洋の島にバカンスでやってきた。

そこで、ヤシの木陰で寝転んでいる地元の漁師と出会った。

「どうして仕事もせず、昼間からのんびりと寝転んでいるんだい?」と聞くと、

「午前中に漁を何時間かしたらそれだけで食べていけるんで、休んでいるのさ」と漁師。

「なぜ、もっと働かないのだい?そうすればもっと稼げるのに」とビジネスマンがいうと、

「もっと稼いでどうするんだね」と漁師。

「もっと稼いで、お金をためて、もっと大きな漁船を買って、人を雇い、それを加工する工場も建てることだってできる。そうして、会社をつくって、それを大きくして、やがて会社を上場する。そして、その株を売って多額のお金を手に入れることができる」

「それから、どうするんだい」と漁師。

「そうしたら、もう働く必要はない。毎日、のんびりとバカンスができる身分になれる」とビジネスマン。

「それなら、もうとっくにやってるよ」と漁師が答えたという。

「病気を治したい」という目的も、「お金を稼ぎたい」という目的も、すべての目的にはその先にある、本当に叶えたい真の目的や夢がある。

何のために病気を治したいのか、病気を治したあとに何をしたいのか、あるいは、何のためにお金を稼ぎたいのか、お金を稼いだあとに何をしたいのか、ということ。

目的の先にあるものを考えない人は多い。

「本当に大切なものは」

「心から好きなことは」

「本当にやりたかったことは」

常に、目的の先にあるのものを考える人でありたい。

目的の先にあるもの|人の心に灯をともす から