2019年1月24日木曜日

記事紹介|希林語録

人間でも一回、ダメになった人が好きなんです

私は物を消費することに真実はないと思っていますからね。

だから私は人間でも一回、ダメになった人が好きなんですね。

たとえば事件に巻き込まれてダメになった人というと言葉はおかしいけれども、一回ある意味の底辺を見たというのかな。

そういう人は痛みを知っているんですね。

だから、いろんな話ができると同時にまたそこから変化できるんです。


人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前

人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前。

私自身は、人生を嘆いたリ、幸せについておおげさに考えることもないんです。

いつも「人生、上出来だわ」と思っていて、物事がうまくいかないときは「自分が未熟だったのよ」でおしまい。

こんなはずでは…というのは、自分が目指していたもの、思い描いていた幸せとは違うから生まれる感情ですよね。

でも、その目標が、自分が本当に望んでいるものなのか。

他の人の価値観だったり、誰かの人生と比べてただうらやんでいるだけなのではないか。

一度、自分を見つめ直してみるといいかもしれませんね。

お金や地位や名声もなくて、傍(はた)からは地味でつまらない人生に見えたとしても、本人が本当に好きなことができていて「ああ、幸せだなあ」と思っていれば、その人の人生はキラキラ輝いていますよ。

樹木希林のことば|人の心に灯をともす から