気なる箇所を引用します。
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2 大学の自主性を弱めた国立大学法人制度をみなおし、大学の「生命」といえる“自治と民主主義”を保障します
<学長・理事長の独断専行をうまない民主的な大学運営制度を確立する>
学長・理事長が大学経営に責任をもち、リーダーシップを発揮することは、実行力ある大学運営に必要です。しかし、それが独断専行となればかえって教職員の意欲をそぎ、大学の活力は低下します。国立大学法人制度には、それを防ぐ機能が欠けています。私立大学では、理事長のワンマンによる乱脈な経営によって、財政困難に陥った大学もあります。
こうした独断専行をうまない大学制度の確立が必要です。国立大学法人法、私立学校法を改正して、「大学の重要事項を審議する」(学校教育法)教授会の権限を明確にし、学長の選考にあたって教職員の選挙を尊重する制度を導入しま す。さらに私立大学について、財政を全面的に公開し、監事を評議員会が選任するなど、財政のチェック機能を強めます。
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「自治」「民主主義」「学長・理事長の独断専行」「ワンマンによる乱脈な経営」「教授会の権限」「教職員の学長選挙を尊重」・・・驚くべき言葉の羅列に個人的には少々嫌悪感すら覚えます。
大学は、今、学長のリーダーシップの下で自主的・自律的な大学経営に努め、魅力ある教育研究や活力ある大学運営を目指した改革を進めていかなければなりませんし、現に懸命に取り組んでいる大学も多く、その実現に向かって汗を流している教職員は大勢います。
そのような中、自ら改革の先頭に立つわけでもない、批判・評論だけで責任を負うこともしない、大学の改革を阻むような行動をとる一部大学人たちが必ずいます。このような人たちが、大学の中で普段発している言葉を肯定するかような提言を常識ある公の政党が国民の前に示していることに大きな疑問をいだきます。
国民から愛される政党にはなるためには、このような現実を見誤った時代錯誤的・退廃的な発想は勇気をもって捨て去るべきではないかと思います。