夢を見なければ何も始まらないからです。
そして次に、夢をこわす人と距離をおく必要があります。
夢をこわす人は、自分の夢だけでなく他人の夢もこわそうとするからです。
みじめな仲間を増やして安心したいのかもしれません。
ネガティブな人には気をつけましょう。
いつの間にか、あなたの夢をつぶして将来を台無しにしかねない存在だからです。
ネガティブな人は心の中で自分の無能を嘆き、仲間を増やそうとやっきになっています。
そしてその対象を見つけたとき、必死になって足を引っ張ろうとします。
「どうせダメだからやめておけ」とか「そんなことより今のままがいい」と言って、なんとか相手を自分のレベルにおとしめようとするのです。
「朱に交われば赤くなる」ということわざのとおり、ネガティブな人と交わると、あなた自身もやがてネガティブになります。
心の持ち方がネガティブであるかぎり、実績をあげることはきわめて困難です。
ただし、ネガティブな人と、親身になって忠告してくれる人とは区別しなければいけません。
そういう人の忠告には耳を傾ける必要があります。
しかし、ただネガティブなことを言っているだけで、あなたのためを思っていない人とは距離をおいたほうが身のためです。
成功をおさめるうえで、それは重要な処世術となります。
では、自分のことを思ってくれているかどうかをどうすれば判別できるのでしょうか?
最終的には直感に頼るしかありませんが、本人が業績をあげているかどうかで、だいたいのことはわかります。
一般に、うまくいっている人は、他人を助けるだけの精神的、時間的、経済的な余裕を持っています。
それに対してうまくいっていない人は、あらゆる点で他人を助けるだけの余裕がなく、自分のことで精一杯ということが多いのです。