「やらされ感」がある人は、自分事として捉えることができない。
すべてを、傍観者や評論家のように、他人事としてながめる。
なげやりな態度で、自らは動かず、誰かがやってくれるだろうと待っている。
その対極にあるのが、「当事者意識」や「オーナーシップ意識」のある人だ。
オーナーシップ意識とは、与えられた仕事やミッションに対して、自分事として、主体的に取り組む姿勢のこと。
それは、起業家精神のことでもある。
起業家精神は、会社を興す興さないにかかわらず、会社員であっても、すべての人が持っていなければいけない考え方だ。
マイクロファイナンスのパイオニアであり、ノーベル賞受賞者のムハマド・ユヌス氏は「起業家」についてこう語る。
『人はみな起業家である。
洞窟(どうくつ)生活をしていた時代には、自分で食べ物を見つけて飢えをしのいでいたのだから、言うなら全員が自営業だったわけだ。
人類の歴史はそこから始まった。
文明が発展するにつれて、このような暮らしは失われていった。
私たちは「労働者」になった。
この呼称をあてがわれたからだ。
そして、自分たちが起業家であることを忘れてしまった。』(スタートアップ的人生戦略 /NewsPicksパブリッシング)より
「やらされ感」のある人ではなく・・・
起業家精神を持てる人でありたい。