2024年12月31日火曜日

記事紹介|不易の基をなすもの

何百年も続く老舗を観察すると、共通のものがあるように思える。

一つは創業の理念を大事にしていること。 

その時代その時代のトップが常に創業の理念に命を吹き込み、その理念を核に時代の変化を先取りしている。

二つは情熱である。

永続企業は社長から社員の末端までが目標に向け、情熱を共有している。 

三つは謙虚。 

慢心、傲慢こそ企業発展の妨げになることを熟知し、 きつく戒めている。 

四つは誠実。

誠のない企業が発展した験(ためし)はない。 

いずれも不易の基をなすものである。


「棒高跳びのバーは常にあげられてゆく これを超えねば競争場裡より去らねばならぬ」

経営難に陥っていた東芝を建て直し、その後経団連の会長になった土光敏夫氏の言葉だ。 

時代の変化という、バーの高さに対応できなければ、会社の存続はできない。

変えなければならないことと、変えてはいけないこと。 

これはまた、人生でも同じだ。

「不易流行は人生の原理」という言葉を胸に刻みたい。

記事:不易流行は人生の原理|人の心に灯をともす