2021年11月7日日曜日

大学情報通信 2021/11/07

【教育】

一限目でも欠席なし。阪大・伝説の恋愛講義「冒頭10分の秘密」とは(Forbes JAPAN)|Yahoo!ニュース

どんなに朝が早くても、学生に「出席したい」と思わせた伝説の講義。谷口氏の授業は常に「学生を巻き込んだ」方法で行われていた。目が合った学生に話を振ってみて、本質的な議論があればどんどん展開していった。インタラクティブな授業であることによって、学生に授業の内容を自然に自分ごととして捉えさせ、想像力を働かす機会を与えた。

谷口真由美氏の講義が阪大の伝説講義として語り継がれるのは、そこにDJマユミならではの「課題を問う力」と「本質に立ち返る考え方」があったゆえだろう。問題解決の必要性に日々迫られるビジネスパーソンも、谷口氏独自の哲学やアドバイスから学べるものは少なくなさそうだ。


【研究】

文部科学省、科学技術・学術審議会情報委員会(第21回)の配布資料を公開:大学におけるAPC支払やハゲタカジャーナル等への対応状況に関する調査結果も|カレントアウェアネス・ポータル

APC(論文処理費用)支払については、状況を把握している、または把握予定と回答したのは国立大学が44%、公立大学は16%、私立大学は15%(全体で19%)であることや、把握方法、所管部署、2020年度の支払総額、支払状況を把握していない理由がまとめられています。学術情報流通に係る懸念すべき事例への対応について、対応を行っている、または行う予定と回答したのは国立大学が81%、公立大学は37%、私立大学は27%(全体で36%)であること、対応を実施する部署、取組の内容・事例がまとめられています。


【産学連携】

藤田医科大学病院でスマートホスピタル実現に向けたサービスロボット実証実験を開始|藤田医科大学

日本では、高齢化に伴う患者数の増加や労働人口減少による医療従事者の確保への対応が課題となっています。とくに新型コロナウイルス感染症と戦う最前線の医療現場においては、感染予防の観点からロボットをはじめとする非接触サービスへの期待は非常に高いといえます。

本学は、これまで国産初の手術支援ロボット「hinotori」などの手術支援ロボットをはじめ、リハビリロボット、調剤ロボットなど “人”と“ロボット”が共存する環境整備を先駆的に進めてきました。2021年8月には、それらをさらに発展させるため、本学・川崎重工間において近未来モビリティ事業開発、実証試験に関わる相互協力および自動PCR検査ロボットを用いた検査事業に関わる業務委託契約を締結。共同研究ラボを設置するとともに、それらに先駆け、自動PCR検査ロボットの研究に取り組んできました。

本学と川崎重工は、それぞれの知見を活かしスマートホスピタルを実現することで、医療現場における労働力不足の解消や医療従事者の負担軽減、また、新型コロナウイルスの感染防止対策など社会の課題解決に寄与していきたいと考えます。


【地域連携・キャリア】

関西大学が和歌山県と就職支援に関する協定を締結~全国17件目に拡がる関大就職支援ネットワーク|大学プレスセンター

本協定は、双方が相互に連携・協力し、和歌山県出身学生を中心に和歌山県内の企業情報等を提供するなど、本学学生の就職活動支援を通じて、和歌山県へのU・Iターン就職の促進を図ることを目的としています。

本学キャリアセンターでは、これまでU・Iターン就職の支援に積極的に取り組んでおり、地方出身者全員を対象とした「U・Iターン就職ガイダンス」や、各自治体窓口担当者に直接相談できる「U・Iターン就職合同相談会」などを実施しています。本協定の締結により、和歌山県内の企業・求人情報およびセミナー・イベント情報の提供、インターンシップ受入の支援など、和歌山県へのU・Iターン就職支援のさらなる充実を図ります。


東京都、最南端・沖ノ鳥島を調査、東海大と協定|日本経済新聞

東京都は5日、日本最南端の沖ノ鳥島の調査研究で東海大学と協定を結んだ。12月に現地周辺を調査し、気象や波の高さ、水質などの基礎データを取得する。海の生態系への影響が懸念されているマイクロプラスチックの状況なども調べ、今後の保全策の検討に役立てる。


【国際】

新型コロナ: 入国時の待機、8日から緩和 接種済みなら最短3日|日本経済新聞

日本政府から在留資格を事前に得ながら入国できていない人は37万人ほどいる。このうち留学生は15万人、技能実習生は11万人程度になる。こうした人が順次、入国できるようになる。ビジネス客の往来も拡大する見通しだ。

受け入れ先の企業や大学などが入国後の防疫に責任を持つことが条件。受け入れ側は経済産業省、文部科学省、農林水産省といった所管省庁に計画を出す。


東大、海外からの留学生1千人超が未入国 入国制限緩和に歓迎の声|朝日新聞デジタル

政府の入国制限緩和の方針が5日発表され、滞っていた海外からの留学の受け入れも、今後増えていく見通しとなった。東京大学の林香里副学長は5日、取材に「新しい光が出てきたのはとてもうれしい」と語った。


【FD・SD】

東海デジタル人材フォーラム2021|名古屋大学

フォーラムでは、東海地域における産学官連携によるDX(デジタルトランスフォーメーション)人材の育成について議論します。 


東京フォーラム 2021 Shaping the Future|東京大学

東京大学では、2021年12月2日(木)、3日(金)の2日間で「Tokyo Forum 2021」を開催致します。第3回目となる今年のテーマは、「科学と人の心」。

科学の発展によって生活が便利になった反面、私たちは不安を募らせてはいないでしょうか。秩序の流動化、科学への信頼の低下、不安が生み出す排他的ナショナリズム。今や科学は、人類に共有されるどころか、国家間争いの道具と化しています。科学を進歩させながら、私たちは心の不安とどう向き合えば良いのでしょうか。人類を励まし、地球規模で結びつける科学を、どう推進すれば良いのでしょうか。

急激な変化の時代。東京大学は、解決困難な地球規模課題について、世界の叡智を集結させ、議論します。多くの学問領域をまたぐ対話に、あなたも参加してみませんか?


令和3年度厚生労働省委託事業 過重労働解消のためのセミナー|厚生労働省

近年、長時間労働を是正するための法整備が、進められてきましたが、更なる過重労働防止対策の推進が求められています。このような社会的課題を背景に、厚生労働省は、過重労働防止に向けた企業の取組を促進することを目的に、長時間労働抑制のために必要な知識やノウハウを習得するためのセミナーを実施いたします。


【IR】

東京工業大学 高度専門職員(マネジメント教授・准教授)公募|日本インスティテューショナル・リサーチ協会

東京工業大学では、教育、研究および大学業務改革とそれらの電子化徹底など、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。本学戦略的経営オフィスでは、本学のDX推進に寄与する取り組みを行なっており、以下の職務内容に沿ってDXを先導的に進めていただける高度専門職員(マネジメント教授・准教授)各1名を募集します。


【私学助成】

令和2年度決算検査報告の概要|会計検査院

今後私立大学が留意すべきと思われる関係部分
<不当事項>
私立学校施設整備費補助金(防災機能等強化緊急特別推進事業及びICT活用推進事業)の交付が過大

【財政】

歳出改革部会(令和3年11月1日開催)資料一覧|財務省

めずらしく私立大学に言及した資料が1枚(P24)あり。
定員割れ私⽴⼤学への⼀般補助の更なる⾒直し
・定員割れ⼤学等の救済とならないよう、近年、⼀般補助についても定員割れの度合いに応じた減額措置を導⼊してきたが、現在の定員割れ⼤学の多くは過去4年以上にわたり定員割れ状態が継続している。そのうち、半分超の⼤学は、定員の減少等の⾒直しも進んでいない。
・複数年にわたり定員充⾜率が低い場合は、⼀般補助をさらに減額する(深掘りする)⾒直しを⾏うべきではないか。

【監事】

令和3年度学校法人監事研修会|文部科学省

文部科学省では、毎年、学校法人制度上位置付けられた評価システムである監査を担う立場にある監事を対象に、監査業務に係る職務の重要性の認識や専門性の向上に資するため、学校法人監事研修会を開催しております。令和3年度の監事研修会につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、オンライン形式にて実施させていただきます。


【図書館】

九州大学附属図書館、同大所属者であれば誰でも本のレビューを投稿できる企画「ブックレビューコレクション」を開始|カレントアウェアネス・ポータル

九州大学附属図書館は、同大所属者であれば誰でも本のレビューを投稿できる企画「ブックレビューコレクション」を開始したと発表しました。同館中央図書館、理系図書館等で活動しているティーチングアシスタント「図書館TA(Cuter)」の発案企画です。

同館中央図書館に設置された応募箱への投稿のほか、同大のeラーニングシステムを経由したオンラインでの投稿も受け付けています。投稿されたレビューはファイリングして館内に設置するほか、本と一緒に随時展示も行われます。なお、レビュー対象は同館が所蔵している書籍に限る旨が注記されています。


【プレゼン】

プレゼン資料作りで押さえておきたい―見やすい文字の揃え方|プレゼンデザイン

プレゼン資料に文字を書き込むとき、なんとなく「左揃え」や「センター揃え」を使っていませんか? 文の目的や用途、あるいは文字量によって正しい文字揃えを選ばないと、ときに文が読みにくくなったり、資料作りの負担が増えてしまうことがあります。プレゼン資料作りで押さえておきたい「基本の文字揃え」を解説します。


【働き方】

働き方のくふう|人の心に灯をともす

働くことは尊いが、その働きにくふうがほしいのである。

創意がほしいのである。

額に汗することを称えるのもいいが、額に汗のない涼しい姿も称えるべきであろう。

怠けろというのではない。

楽をするくふうをしろというのである。

楽々と働いて、なおすばらしい成果があげられる働き方を、おたがいにもっとくふうしたいというのである。


【業務改革】

今変わるべき霞が関─「雑務」が日本を滅ぼす前に:沢渡あまねの「脱アナログ庁」|ITmedia ビジネスオンライン

印刷、押印、製本、郵送、書留、FAX、出頭、PPAP、印紙、注文請書……。これらの雑務に嫌悪感を持ち、寒気や吐き気を催すくらいの感覚を持つ人でないと、DXもイノベーションも実現できない。

ましてや、これらの手間とコストを相手に当り前のように強いる感覚は、これからの時代のビジネスパーソンとしていかがなものかとさえ思う。煩雑な事務作業により発生するコスト(相手のタダ働き)には無頓着。そのおかしなコスト感覚は改めてもらわなければならない。


【コロナ】

新型コロナ: 埼玉大学、コロナで苦しむ学生支える「100円食堂」|日本経済新聞

埼玉大学(さいたま市)は、新型コロナウイルスの影響で思うようにアルバイトができない、仕送りが十分に受けられないなど生活に苦しむ学生を支えるため、期間限定の「100円食堂」を始めた。2022年2月8日まで提供する。坂井貴文学長自らが企画・提案した。


新型コロナ: 受験生の優先接種広がる 自治体「本番前に安心を」|日本経済新聞

本格的な入試シーズン突入を前に、高校3年生や中学3年生への新型コロナウイルスワクチン接種を進める動きが広がっている。冬場に感染拡大の「第6波」の懸念がある中、安心して本番に臨めるよう自治体は優先枠を設定。リラックスできる雰囲気づくりといった工夫も凝らす。


新型コロナ: 千葉大病院、エクモカーを導入 県内初|日本経済新聞

千葉大学医学部付属病院は、体外式膜型人工肺(ECMO=エクモ)を患者に装着したまま搬送できる「エクモカー」を千葉県内で初めて導入した。千葉銀行と日本財団が購入を支援した。新型コロナウイルスの影響が長期化する中、重篤な患者の搬送や、災害派遣医療チーム(DMAT)などで活用する。


【その他】

同じ飲料、隣の自販機なぜ10円安い 値決めの仕組みは?|日本経済新聞

ある自動販売機で110円で販売している500ミリリットルの緑茶が隣の自販機では100円で売っている――。そんな光景を目にして不思議に思う人もいるだろう。なぜ同じ飲料なのに自販機によって価格が異なるのか。値決めの仕組みを調べた。