頭の中で考えているだけで、何も行動しない人は、どんなにいいアイデアであろうと、それはこの世に存在しないのと同じ。
アウトプットされないものは、頭の中に死蔵されるだけだからだ。
だから、ゼロからイチを生み出すには、とにかく行動すること。
失敗しようと、笑われようと、一歩を踏み出すこと。
動き出せば、不思議に次々とアイデアがわいてくる。
なにかに憑(つ)かれたように、新しい構想やプロジェクトについて話していると、意図せずに、とんでもなくいい言葉が出てくることがある。
言葉が降りてくるという感じ。
動き始めると、今まで得た知識と知識が、瞬時につながりやすくなるからだ。
これを「編集能力」という。
動き始めるから、エネルギーが湧いてくる。
しかし、やる気が出るのを待っていたら、永久にスタートできない。
行動し続ける人は、「意思の強い人」だと言われる。
逆に「意思の弱い人」は、行動しない人。
人生には様々な転機という分かれ道がある。
そのとき、どっちの道をゆくかだ。
たいていの人は、らくな道、無難な道、安全な道を選び、行動しない。
それが、「現状維持」という道。
しかし、岡本太郎氏は「迷ったら、危険な道に賭けるんだ」という。
それが「現状打破」の道。
誰もが行ったことのない知らない道は誰もが怖い。
わからないからだ。
それは危険でもなんでもない、ただわからないから不安なだけなのだ。
そして、未来は、誰もわからない。
だからこそ、新しいことを始める。
リスクを取る。
ちょっとした狂気を起動させ、危険に飛び込む。
らくな道ではなく、危険な道を選ぶ人でありたい。