2019年8月11日日曜日

文科省へのつぶやき

残念なことですが、次のような声を聞く機会が増えたように思います。

1 ある国立大学の学長から聞いた話

文科省からの出向者(部課長)はもう要らない。

出向してきた部課長は2~3年の腰かけ。人事権を文科省が握っているため、文科省の方を向いた(意向に沿った)仕事の仕方しかしない。

大学のため心底汗を流しているようには思いえないし、中には地方観光気分で着任してくる者もいる。

だから、若い頃から顔なじみで信頼できる大学プロパー職員を内部登用(昇任)したほうが有益。

2 ある国立大学の事務局長(元文科省職員)から聞いた話

文科省高等教育局の質の低下が著しい。新たな競争的資金の公募要領さえ満足に作れない。

なぜなら、大学現場のことを知らないから。

大学からヒアリングしたり、自ら大学現場に足を運んだりして、教職員や学生から直接話を聞く。その上で政策や予算を立案することを怠っている。

役所の机上論だけでは、大学政策は実を結ばない。このままでは到底財務省には勝てっこない。すでに大学からの信頼も失いつつある。