『今後100年間で人口が3分の1になる日本は変化を拒み続けていると、いずれガラパゴス化を越えて、国ごと時間が止まってしまったような国であるキューバ化するだろうと思います。
おじいちゃんおばあちゃんがぼろっちい車に乗って、ニコニコと「これトヨタ。昔凄かったんだよ」と日向ぼっこしながら思い出話をする国になってしまうだろうと予想してしまいます。
そうさせないためには、世界の動きを読める力を教育によって若い人たちに与えることしか方法がありません』
この失われた30年間の間に、日本を置いて、世界は凄まじい勢いで進化してしまった。
「この経済成長の停滞は、実は教育システムの硬直化と完全にリンクしている」と大谷氏は言う。
同時にそれは、子どもたちの親の世代や教師の現状認識の甘さにある。
今、世界がどれだけ変わっているかという情報を得ることをせず、その勉強してこなかったツケが出ていると言ってよい。
親や教師が常に自分自身を最新版にアップデートしていかなければ、子どもには最新情報を伝えることはできない。
だからこそ、親や教師、あるいは経営者という、次の新しい時代を切り拓く若者を育てるリーダーたちは、常に最新の情報を取り続け、新しい世界を見続けることが必要だ。
「世界で学べ」
変化することを恐れず、常に最新の情報や知識を世界から学ぶ努力を重ねたい。
世界で学べ|人の心に灯をともす から