2010年8月23日月曜日

幸せを選ぶ

幸せはどうすれば見つかるか。まず、幸せになるかどうかは自分の選択であることを認識しよう。困難に直面しても幸せそうにほほ笑んでいる人はたくさ んいる。それに対し、困難に直面するとすぐに落ち込んでしまう人もいる。その違いは、前者のタイプの人は幸せになることを選び、幸せを感じる習慣を身につけていることだ。そういう人はポジティブに考えるよう自分を律しているのである。

自分が持っていないものに対 して不満を並べるのではなく、自分が受けている多くの恩恵に感謝することを選ぶといい。そうすれば幸せになれる。物事のネガティブな側面ではなくポジティブな側面を見ることを選べばいいのだ。幸せは未来にあるものではない。それは、今ここにあるものなのだ。

景気がよくなれば幸せになれるとか、誰かに幸せにしてもらえると信じるのは見当違いだ。自分が不幸せな人間であるかぎり、外的な働きかけによって永続的な幸せを実現することはできないからだ。

幸せはまた、自分が心から楽 しめて意義深いと思える仕事に打ち込む結果として自然に芽生える感情でもある。自分の仕事が好きなら、幸せになれる可能性が高い。それに対し、仕事が嫌で仕方ないなら、不幸せになる可能性が高い。しかし、ここでも間違えてはいけない。好きな仕事がどこかにあると考えて探し続けても無駄だ。今、あなたがしているその仕事を好きになればいいのである。好きになるか嫌いになるかも、選択なのだ。


ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2006-06-15