「思考に気をつけなさい」(2013年7月9日 人の心に灯をともす)を抜粋してご紹介します。
潜在意識には善と悪の区別はなく、とにかく感情をそのまま受け止めるというのが特徴。
ですから大切なのは、潜在意識にポジティブな発想で働きかけること。
とにかくネガティブな発想を手放すことから始めましょう。
ネガティブな発想があなたの運命を確実に悪い方向へと誘っていくというメッセージを伝えたものに、マザー・テレサの、「思考に気をつけなさい」という言葉があります。
「思考に気をつけなさい それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい それはいつか性格になるから
性格に気をつけななさい それはいつか運命になるから」
これが人間の法則です。
逆説的に捉えれば、ポジィティブな発想を持ち、いい言霊の言動を心がけ、積極的に接していれば、それはやがて優しさや犠牲的精神、利他的精神となって心の中に定着する。
愛に溢れた人は、豊かな人生を送ることができるということなのですから。
たとえあなたが、今は人間関係の暗闇の中にいたとしても大丈夫。
未来を変えることはいくらでもできます。
人間の法則、宇宙の法則ともいうべき潜在意識の法則を活用し、ストレスのない充実した人生を手に入れることは誰にでもできるのです。
人生は、「思った通りになる」、と言うと、「それでうまく行くなら苦労はいらぬ」、と鼻で笑う人がいる。
しかし、どんな些細なことでも、願ってすぐに実現することなどひとつもない。
努力に努力を重ね、あきらめずに何年も、いや何十年もコツコツと続けることによって成就する。
「思考は現実化する」という、ナポレオン・ ヒルの言葉がある。
それは、すなわち、思考は言葉に、言葉は行動に、行動は習慣に、習慣は性格に、性格は運命に、ということ。
思考の方向性は二つに一つしかない。
それは、「積極思考かマイナス思考か」、「現状打破か現状維持か」という二者択一。
中村天風師は、「蒔いた種のとおり花が咲く」という「善因善果、悪因悪果の法則」があるという。
よい種をまけばきれいな花が咲き、悪い種をまけば悪の花が咲く。
どんなときも、明るい積極の心で生きていきたい。