過日文科省が発表した「大学・高専機能強化支援事業」に関する記事をご紹介します。
以下の記事は、結構参考になります。来年度も公募があるようです。
大学・高専機能強化支援事業(支援1)初回公募選定結果について考えてみる|ユニバースケープ株式会社 UNIVERSCAPE
初回採択が67件(72学部)となりましたが、計画では全体で約250件となっていますので、これが学部であるとすると、残り約178学部となります。
2027年度までの申請は補助率が優遇されることもありますし、検討段階においても最長3年間支援があることを考えると、来年度申請する大学はかなり増えるのではないかと考えられます。
今回採択された中には、2024年4月新設・改組予定の学部学科も含まれています。
これらの新設を構想していた段階では存在していなかった支援金なので、今回の採択による支援はとても助かっていると思います。
採択された67件(72学部)のうち、2024年4月新設分15件(15学部)を除き、さらに既存学部学科の定員増5件(5学部)を除くと、2025年度以降の学部学科新設や改組は47件(52学部)となります。
この47件の学部学科の中に、どのようなワードが含まれているかを分析してみると、以下のように「情報」「環境」「データサイエンス」「農」「食」のワードが上位に出てきています。
デジタル・グリーンを中心とした成長分野ということを考えれば妥当なのですが、「環境」「健康」のところは意外でした。
また農学系も多くなるとは予測していましたが、「食」が多くなっているのも意外でした。