先の見えない時代を勝ち抜くために、組織に属する一人ひとりが個性を磨き続けること、広い視野をもつことは、これまで以上に大事になってきています。
また、社会がダイバーシティに向かい、急速に価値観が多様化する一方で、AI(人工知能)やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション。機械学習や人工知能などのルールエンジンを活用した、業務の効率化・自動化の取り組み)が導入され、今後ビジネスパーソンに求められるものも変わっていくでしょう。
さらに、2020年以降は義務教育の内容も変わり、プログラミング教育や現代的諸課題への対応などの授業が必須となります。
そういった教育を受けた人たちが、いずれは新入社員として入社し、あなたの部下や取引相手になるのです。
令和の時代では、多様性や創造性を受け入れる方向に起業はシフトし、自ら学ばないビジネスパーソンはどんどん取り残されていくでしょう。
つまり、フレームワークなどを駆使する「左脳的」な知識と、アートをはじめとする「右脳的」な教養を、自らバランスよく学ぶことが、これからのビジネスパーソンに求められているといえます。
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働くうえでも、生きていくうえでも、最も大事なのは「思考性」だと考えています。
そして、思考性のセンスがいい人と良くない人、2つのタイプが世の中にはいます。
前者は「ポジティブ思考」、後者は「ネガティブ思考」の人です。
その人の思考性は、会って1時間も話せばわかります。
たとえば、「大企業の業績指数が数年ぶりに低下」という報道を耳にして、ネガティブ思考の人は「だから、国の政策が間違っている!」と決め付けます。
あるいは会食の席で、会社や上司の愚痴ばかり言う。
でも、人の悪口や会社の批判を口にしてみたところで、何も解決しません。
個人的な感覚ですが、こうしたネガティブ思考の人は、社会全体の8割以上を占めているようです。
一方、ポジティブ思考の人は、どんなことも前向きな言葉に変換します。
先ほどの例なら、「たしかに、大企業全体で見れば業績指数は下がっていますが、この業種は伸びています」とポジティブな面に目を向けます。
ポジティブかネガティブか、どちらの思考性を取るかで、人生のベクトルが決定づけられると思います。
ネガティブ思考の人は、キャリアも上がらず、起業しても倒産を繰り返し、勉強してもうまくいかないケースが多いでしょう。
成功は自分の手柄として捉え、失敗は何かと言い訳をしたり、他人に押し付けようとします。
当然ながら人から好かれず、人望もありません。
社会人になっても学びなおすことを「リカレント教育」という。
新時代を生き抜くために、自分を常にアップデートさせることだ。
アップデートすることにより、最新の知識や技術を身につけ、自分のブランドを高める。
そのために必要なのが、ポジティブ思考。
「学びなおす力」を持っている人は、いつもポジティブだ。
なぜなら、未来を信じているから。
ネガティブな人は、否定から入る。
そして、未来も否定する。
「自ら学ばないビジネスパーソンはどんどん取り残される」
いくつになっても学び続ける人でありたい。
(出典)自ら学ばないビジネスパーソンはどんどん取り残される |人の心に灯をともす