WMOの報告書によると、異常気象によって家を追われた人の数は、年末までに世界で2200万人に達する可能性があるという。アフリカや中東などの一部の地域では、洪水や干ばつによる食糧難も起きている。
WMOの事務局長は「今すぐ緊急の気候変動対策を講じなければ、さらに悪影響を及ぼす」と警鐘を鳴らしている。
2010年代は平均気温が、観測史上最高だった。
3月。アフガニスタンで洪水
4月。アフリカ・ボツワナで干ばつ
4月。ホンジュラスでも干ばつ
5月。アメリカ中西部で洪水
6月。フランスで熱波
6月。フランスとイタリアの国境にあるモンブラン
「1990年の氷河の位置」を示す標識
7月。スペインで洪水
8月。スーダンなどナイル川流域で洪水
8月。ブラジルなど、アマゾンで大規模な火災
宇宙からも観測された
10月。台風19号が「非常に強い」勢力で関東に上陸
10月。台風19号では、川崎では市街地が浸水
10月。台風19号では、川崎・武蔵小杉のタワーマンション が停電した
10月。台風21号、長野県で千曲川が氾濫
10月。台風21号、北陸新幹線の車両基地が水没した
11月。バングラデシュで洪水
11月。ベネチアが高潮被害で非常事態宣言
11月。オーストラリアで大規模な山火事
11月。オーストラリアの山火事では、多くのコアラが犠牲になった
11月。イギリスで洪水
12月。アフリカ、ビクトリアの滝が干からびた
(出典)2019年、世界を襲った異常気象の数々|BuzzFeed