マイクロソフトのビル・ゲイツは言った。
『マイクロソフトの資産はたった1つ。それは人の想像力だ。』
マイクロソフトのすべての自社ビル、不動産、オフィスの備品といった物理的な資産、 手で触れることのできる資産が、すべてなくなったとしよう。
マイクロソフトはいったいどうなるだろうか。
ゲイツの答えは「何も変わらない」だ。
なぜなら今日の世界では、会社の価値は、社員の思考力で決まるからだ。
個人の能力が重視される時代では、学校を卒業しても、勉強を続け、スキルを磨き、つねに新しい知識を身につける必要がある。
そうすることで初めて、あなたは新時代で求められる「有能な人」になることができる。
偉大なバスケットボール・コーチのジョン・ウッデンは、次のような生き方を勧めた。
『人生が永遠に続くつもりで学び、明日死ぬつもりで生きる。』
職歴、学歴、人脈、コネ、勤続年数を頼りに、仕事を確保できる時代はもう終わった。
今の時代、重視されるものはたった1つしかない。
それは、現在持っているスキルだ。
そして、自分のスキルは、自分自身でコントロールすることができる。
これは新しいフロンティアだ。
かつては仕事を引退する年齢になると、今度は老後の生活の心配をしていた。
しかし今の時代、生涯にわたって勉強と成長を続ければ、いくつになっても社会にとって役に立つ存在でいられる。
未来について学ぶほど、その未来で価値のある存在になろうというやる気も高めることができる。